“わたしの夢”応援プロジェクトvol.18&19茂木健一郎さんと柳家花緑さんのトークショー「そのとき、落語は、脳内で」が釜石PIT、いわきPITで開催されました。

2018/08/31

“わたしの夢”応援プロジェクトvol.18&19茂木健一郎さんと柳家花緑さんのトークショー「そのとき、落語は、脳内で」が、8月18日(土)に岩手県の釜石PITで、翌日19日(日)に福島県のいわきPITで開催されました。

イベント初日の当日、東京からの新幹線で新花巻駅を降りた茂木健一郎さんは、イベントのトークショーでご一緒する落語界のプリンス、柳家花緑さんと合流し、貸切バスで、釜石市へ向かいます。

釜石へ向かうバスの中で語り合う、茂木健一郎さん、柳家花緑さん、チームスマイル代表理事・矢内廣

釜石へ向かうバスの中で語り合う、茂木健一郎さん、柳家花緑さん、チームスマイル代表理事・矢内廣

釜石へ向かうバスの中で語り合う、茂木健一郎さん、柳家花緑さん、チームスマイル代表理事・矢内廣

釜石へ向かうバスの中で語り合う、茂木健一郎さん、柳家花緑さん、チームスマイル代表理事・矢内廣

釜石へ到着した茂木健一郎さん、柳家花緑さんのお二人は、チームスマイル一行とともに、まずは市内視察へ出発しました。
訪れたのは震災時に津波で甚大な被害を受けた「根浜海岸」です。建物の2階部分まで水にのまれた旅館「宝来館」の前には、「津波記憶石」が建立されています。石碑に彫られた「津波」の文字をみて、命の尊さを感じつつお二人はしばし鎮魂の想いを傾けました。

根浜海岸の「津波記憶石」の前で。

根浜海岸の「津波記憶石」の前で。

根浜海岸の「津波記憶石」の前で。

根浜海岸の「津波記憶石」の前で。

そして一行は、震災当日から避難所として使われた高台の老舗料亭「幸楼(さいわいろう)」で、駆け足気味の昼食を取りました。この「幸楼」は、震災で亡くなった方々の法要のために、地元で真っ先に営業を再開した施設としても知られます。

幸楼の女将さんのとても暖かい御もてなしに、一同心が安らぐ瞬間です。

幸楼の女将さんのとても暖かい御もてなしに、一同心が安らぐ瞬間です。

幸楼の女将さんのとても暖かい御もてなしに、一同心が安らぐ瞬間です。

幸楼の女将さんのとても暖かい御もてなしに、一同心が安らぐ瞬間です。

釜石PITに戻って、さあいよいよ“わたしの夢”応援プロジェクトvol.18茂木健一郎さんと柳家花緑さんのトークショー「そのとき、落語は、脳内で」の開演です。まずは、茂木健一郎さんのトークショーから。タイトルは「落語と脳」について。
茂木さんの優しく甘い声が会場全体に広がったそのとき、全員が一瞬にして茂木さんワールドに引き込まれました。
人間には喜怒哀楽という感情はとても大切、またネガティブな感情とポジティブな感情は人間の脳の中の近いところで反応しており、苦しい経験をすればするほど、心に貯金をしているようなもの、その中に「笑い」はとても大切な要素であることを脳科学的に説明して下さいました。

「実はお笑いのセンスを磨くことはとても大事」と茂木さん。

「実はお笑いのセンスを磨くことはとても大事」と茂木さん。

どんな方でも自分の欠点を、ユーモアをもって語れる男性はもてる。と科学的にわかっている。「自分の欠点を語れるということは相手の欠点も受け入れる包容力があるから」なるほどです!

どんな方でも自分の欠点を、ユーモアをもって語れる男性はもてる。と科学的にわかっている。「自分の欠点を語れるということは相手の欠点も受け入れる包容力があるから」なるほどです!

「実はお笑いのセンスを磨くことはとても大事」と茂木さん。

「実はお笑いのセンスを磨くことはとても大事」と茂木さん。

どんな方でも自分の欠点を、ユーモアをもって語れる男性はもてる。と科学的にわかっている。「自分の欠点を語れるということは相手の欠点も受け入れる包容力があるから」なるほどです!

どんな方でも自分の欠点を、ユーモアをもって語れる男性はもてる。と科学的にわかっている。「自分の欠点を語れるということは相手の欠点も受け入れる包容力があるから」なるほどです!

続いて、今度は柳家花緑さんによる落語です。実は本番のこのタイミングまで、チームスマイルスタッフ一同、お題を誰も知りません。もちろん花緑さんにお任せです。会場内全員が期待に胸を膨らませながら待っていると、いよいよ出囃子「お兼ざらし」が鳴り響きます。

釜石PITは一瞬にして寄席に早替り。演目は「お前さん、どんな夢見たんだい?」で有名な古典落語「天狗裁き」。

釜石PITは一瞬にして寄席に早替り。演目は「お前さん、どんな夢見たんだい?」で有名な古典落語「天狗裁き」。

釜石PITは一瞬にして寄席に早替り。演目は「お前さん、どんな夢見たんだい?」で有名な古典落語「天狗裁き」。

釜石PITは一瞬にして寄席に早替り。演目は「お前さん、どんな夢見たんだい?」で有名な古典落語「天狗裁き」。

落語のあとは、茂木健一郎さん、柳家花緑さんのお二人による対談30分。ここで、花緑さんから大変びっくりすることを告白されます。花緑さんは子どもの頃は「識字障害」であったこと、漢字の読み書きが苦手で通知表も1か2。
でも音楽と美術は5だったそうです。教室ではじっとしてられず、いつもしゃべっていたといいます。でも、実はこのおしゃべりのおかげで落語家としての今がある、そして天職であると、茂木健一郎さんは脳科学的に分析します。

花緑さんの突然の告白に、茂木さんがすばやく反応。

花緑さんの突然の告白に、茂木さんがすばやく反応。

茂木さんの突然のお誘いで、チームスマイル代表理事・矢内廣をステージに。茂木さんワールド突入。

茂木さんの突然のお誘いで、チームスマイル代表理事・矢内廣をステージに。茂木さんワールド突入。

花緑さんの突然の告白に、茂木さんがすばやく反応。

花緑さんの突然の告白に、茂木さんがすばやく反応。

茂木さんの突然のお誘いで、チームスマイル代表理事・矢内廣をステージに。茂木さんワールド突入。

茂木さんの突然のお誘いで、チームスマイル代表理事・矢内廣をステージに。茂木さんワールド突入。

2日目、茂木健一郎さん、柳家花緑さんはチームスマイル一行とともに宿泊先の岩手県の盛岡から福島県の郡山へ東北新幹線で移動。郡山からは貸切バスでさらに1時間半の移動でいわき市久ノ浜「浜風きらら」へ。
釜石からいわきまで合計約470kmもの長旅で本当はきっとお疲れのはずなのに、お二人は少しの疲れも見せず、久ノ浜の視察開始です。

一行は「浜風きらら」から歩いて1分ほどの近いところにある「星廼宮(ほしのみや)神社」を訪れました。 実はこの星廼宮神社は震災前、厄除けや福徳の神様として地域の人たちに大変親しまれていましたが、津波で全壊、その後、兵庫県の旧アサヒビール西宮工場にあった旭神社の社殿を移築して生まれ変わりました。

移設した旧アサヒビール西宮工場内に祀ってあった旭神社の社殿。太平洋戦争や阪神大震災を乗り越え、2012年8月に同工場が閉鎖するまで、役目を果たしてきました。

移設した旧アサヒビール西宮工場内に祀ってあった旭神社の社殿。太平洋戦争や阪神大震災を乗り越え、2012年8月に同工場が閉鎖するまで、役目を果たしてきました。

移設した旧アサヒビール西宮工場内に祀ってあった旭神社の社殿。太平洋戦争や阪神大震災を乗り越え、2012年8月に同工場が閉鎖するまで、役目を果たしてきました。

移設した旧アサヒビール西宮工場内に祀ってあった旭神社の社殿。太平洋戦争や阪神大震災を乗り越え、2012年8月に同工場が閉鎖するまで、役目を果たしてきました。

「星廼宮神社」、「浜風きらら」からほど近いところに、今度は「奇跡の神社」と言われる「秋義(あきば)神社」があると聞き、一行はそちらへ向かいました。
震災前も海辺からわずか40mほどのところに建っていたのですが、震災時に周囲の家や建物は全て流されてしまったのに、この神社だけが、ほぼ無傷でぽつんと残っていたことから、この神社は「奇跡の神社」と言われています。

久ノ浜の復興のシンボル、秋義神社。鳥居は津波に流されてしまいましたが、拝殿は地震でも壊れず、津波や火事にも耐え、そのままの姿で奇跡的に残りました。

久ノ浜の復興のシンボル、秋義神社。鳥居は津波に流されてしまいましたが、拝殿は地震でも壊れず、津波や火事にも耐え、そのままの姿で奇跡的に残りました。

奇跡の神社で、手を合わせるお二人。背中越しに波の音が聞こえるほど、すぐ近くに海があります。

奇跡の神社で、手を合わせるお二人。背中越しに波の音が聞こえるほど、すぐ近くに海があります。

久ノ浜の復興のシンボル、秋義神社。鳥居は津波に流されてしまいましたが、拝殿は地震でも壊れず、津波や火事にも耐え、そのままの姿で奇跡的に残りました。

久ノ浜の復興のシンボル、秋義神社。鳥居は津波に流されてしまいましたが、拝殿は地震でも壊れず、津波や火事にも耐え、そのままの姿で奇跡的に残りました。

奇跡の神社で、手を合わせるお二人。背中越しに波の音が聞こえるほど、すぐ近くに海があります。

奇跡の神社で、手を合わせるお二人。背中越しに波の音が聞こえるほど、すぐ近くに海があります。

次に一行は昼食のため、さきほどの久ノ浜にある商業施設「浜風きらら」へ歩いて戻ります。
震災前に久ノ浜にあった商店が集まり、この場所で営業を再開しました。その中にある「お食事処 和」へお邪魔し、海の幸たっぷりの海鮮丼をいただきました。

花緑さんと、茂木さん、そして左手前は浜風きらら代表の高木重行さん、右手前はいわきPIT顧問、村岡寛とのワンショット。

花緑さんと、茂木さん、そして左手前は浜風きらら代表の高木重行さん、右手前はいわきPIT顧問、村岡寛とのワンショット。

花緑さんと、茂木さん、そして左手前は浜風きらら代表の高木重行さん、右手前はいわきPIT顧問、村岡寛とのワンショット。

花緑さんと、茂木さん、そして左手前は浜風きらら代表の高木重行さん、右手前はいわきPIT顧問、村岡寛とのワンショット。

「浜風きらら」でしか買えない「海竜焼き」。これは久ノ浜で化石が発掘されたフタバスズキリュウの形をした「たい焼き」です。
裏面はフタバスズキリュウの骨、表面は復元バージョン。この両面が違う絵柄イメージは、「骨から復元」、此処久ノ浜はもちろんのこと福島県をはじめ、東北全体の復興に願いを込めています。

浜風きららにある「海竜焼き」に反応、一目散に飛んでいった茂木さん。それをみた花緑さんがパシャリ!

浜風きららにある「海竜焼き」に反応、一目散に飛んでいった茂木さん。それをみた花緑さんがパシャリ!

浜風きららにある「海竜焼き」に反応、一目散に飛んでいった茂木さん。それをみた花緑さんがパシャリ!

浜風きららにある「海竜焼き」に反応、一目散に飛んでいった茂木さん。それをみた花緑さんがパシャリ!

「浜風きらら」での海竜焼きレポートを終えた茂木さん、花緑さんはチームスマイル一行とともに、いよいよ2日目となるイベント本番のため、いわきPITへと向かいます。

いわきPITに戻って、さあいよいよ2日目の“わたしの夢”応援プロジェクトvol.19茂木健一郎さんと柳家花緑さんのトークショー「そのとき、落語は、脳内で」の開演です。昨日の釜石PITでのトークショーと同様、茂木さんの優しく甘い声が、会場内の全員の心を一瞬にしてわしづかみにします。
茂木さんは軽快な口調で、普段自分がいやだなぁと思っていることが、実は他人から見たら物凄く魅力的であったりするもの、自分の個性を受け入れることが大事、それは落語の中での偶有性(ぐうゆうせい)を受け入れたときに生まれる「笑い」と同じであるということを、脳科学的に説明して下さいました。

「脳科学界の綾小路きみまろです」と自己紹介、会場内は一瞬にして大爆笑!

「脳科学界の綾小路きみまろです」と自己紹介、会場内は一瞬にして大爆笑!

「脳科学界の綾小路きみまろです」と自己紹介、会場内は一瞬にして大爆笑!

「脳科学界の綾小路きみまろです」と自己紹介、会場内は一瞬にして大爆笑!

続いて、柳家花緑さんによる落語です。昨日の釜石のときと同様、お題はもちろん花緑さんにお任せです。我々チームスマイルスタッフ一同、誰も知りません。さあ、どんなお噺かなと期待していたら、なんと今日は二席。一つ目は「初天神」、もうひとつは「親子酒」。

ますは一席目、お題は「初天神」 お団子を食べるシーンはリアルすぎます!会場内からも拍手が!

ますは一席目、お題は「初天神」 お団子を食べるシーンはリアルすぎます!会場内からも拍手が!

続いてのお題は「親子酒」。物凄く美味しそうに呑むなぁ。

続いてのお題は「親子酒」。物凄く美味しそうに呑むなぁ。

ますは一席目、お題は「初天神」 お団子を食べるシーンはリアルすぎます!会場内からも拍手が!

ますは一席目、お題は「初天神」 お団子を食べるシーンはリアルすぎます!会場内からも拍手が!

続いてのお題は「親子酒」。物凄く美味しそうに呑むなぁ。

続いてのお題は「親子酒」。物凄く美味しそうに呑むなぁ。

落語のあとは、茂木健一郎さん、柳家花緑さん、お二人による対談30分です。
話題は、昨日の釜石のときと同じく、花緑師匠の子どもの頃「ディスレクシア(識字障害)」であったことについて。
茂木さん曰く、実はすごく活躍している方に多いらしいです。俳優のトム・クルーズや、映画監督のスティーヴン・スピルバーグなどもディスレクシアだったとか。花緑師匠も落語の伝承方法は口伝が主流で、今思えばディスレクシアだったことで、逆に耳がよかったので2、3回聞いただけですぐに憶えられたそうです。すごい能力ですね。

やはり今日も茂木さんワールド突入。突然、チームスマイル常務理事・小林覚を壇上へお誘い。

やはり今日も茂木さんワールド突入。突然、チームスマイル常務理事・小林覚を壇上へお誘い。

茂木さんの粋な計らいで、いわきPIT支配人・箱崎友清、同顧問・村岡も壇上へ。

茂木さんの粋な計らいで、いわきPIT支配人・箱崎友清、同顧問・村岡も壇上へ。

やはり今日も茂木さんワールド突入。突然、チームスマイル常務理事・小林覚を壇上へお誘い。

やはり今日も茂木さんワールド突入。突然、チームスマイル常務理事・小林覚を壇上へお誘い。

茂木さんの粋な計らいで、いわきPIT支配人・箱崎友清、同顧問・村岡も壇上へ。

茂木さんの粋な計らいで、いわきPIT支配人・箱崎友清、同顧問・村岡も壇上へ。

あっという間にイベントも終わり、最後のQ&Aコーナーで質問を。
花緑さんに、上演レパートリー数がどのくらいあるのか聞いてみました。
実際のレパートリー数は、なんと190席!ですが、今すぐやれと言われたら30席くらいが限界とのことです。
それでも物凄い数ですね。

最後はQ&Aコーナー、惜しみながらのあっという間の時間切れです。

最後はQ&Aコーナー、惜しみながらのあっという間の時間切れです。

最後はQ&Aコーナー、惜しみながらのあっという間の時間切れです。

最後はQ&Aコーナー、惜しみながらのあっという間の時間切れです。

茂木健一郎さん、柳家花緑さん、2泊3日の弾丸ツアー、本当に有難うございました。
どんな方でも、自分の欠点をユーモアをもって語れる人は魅力的であることが脳科学的にわかっている。
そして、それは逆境に強くなり、また相手の欠点も受け入れる包容力が生まれる。(茂木さん)
「笑う」ということは、いいことだらけなんですね。笑いすぎたら痔になるとか聞いたことないでしょう、みなさん。プラスのことしかないんです!(花緑さん)お二人のその言葉がとても印象的です。

撮影:(釜石) 西条 佳泰  (いわき)Suzuki Jouji