前年比21%増。急成長の2.5次元ミュージカル市場/ぴあ総研が調査結果を公表
2018年08月01日
ぴあ総研が、2.5次元ミュージカル市場動向に関する2017年の調査結果を公表しました。
本調査では、2.5次元ミュージカル(2次元の漫画・アニメ・ゲームを原作とする3次元の舞台コンテンツの総称)の公演チケット販売額を推計し、2.5次元ミュージカル市場規模を算出しています。2017年1月~12月に開催されたイベントが対象。
調査結果は以下のとおりです。
■ 2017年の2.5次元ミュージカル市場規模推計
2017年の2.5次元ミュージカル市場規模は前年比21.0%増の156億円となり、順調な成長が続いています。
2017年は、「ミュージカル『テニスの王子様』」「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー‼』」「刀剣乱舞-ONLINE-」を原案とした舞台化作品などの人気タイトルに加え、東宝製作「王家の紋章」、宝塚歌劇花組公演「ミュージカル浪漫『はいからさんが通る』」、「スーパー歌舞伎Ⅱ『ワンピース』」といった大劇場での公演もあり、公演回数は前年比44.7%増2,734回、動員数は前年比48.1%増の223万人へといずれも大幅に増加しました。 タイトル数も171本と前年より38本増え、その中には多くの新作が含まれています。
■2.5次元ミュージカル市場規模とタイトル数の推移
なお、ぴあ総研では、2000年からライブ・エンタテインメント市場調査を継続しており、日本で唯一のライブ・エンタテインメント市場全体を捉える統計調査として信頼をいただいております。2011年からは、その主旨に賛同する業界団体・企業によって構成される「ライブ・エンタテインメント調査委員会」が同調査の実施を引き継ぎ、ぴあ総研が同委員会から委託をうけて行っております。
2017年のライブ・エンタテインメント市場全体の調査結果につきましては、『2018 ライブ・エンタテインメント白書』としてまとめて、9月下旬に公表予定です。