ユージン・オニールの演劇史上最高の自伝劇「夜への長い旅路」まもなく開幕
2015年09月07日
20世紀のアメリカ現代演劇を代表する作家、ユージン・オニールが自身の家族を描いた「夜への長い旅路」が、東京公演は9月7日(月) ~ 23日(水・祝)までシアタートラムにて、大阪公演は9月26日(土) ~ 29日(火)まで梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて上演されます。
ノーベル賞作家でもあるユージン・オニールが、彼自身の凄まじい家族関係を赤裸々に描いた「夜への長い旅路」は、演劇史上最高の自伝劇と言われている作品です。本作はオニールの死後に発表され、4度目となるピュリツァー賞、あわせてトニー賞も受賞しました。また日本では公開されていませんが1962年には、「十二人の怒れる男」、「オリエント急行殺人事件」などで知られるシドニー・ルメット監督によって、アメリカで映画化されています。
本作は、シェイクスピア俳優であったものの近年では金のために同じ役ばかりを演じている父ジェイムズと、過去の辛い出来事から抜け出せず、麻薬中毒に陥っている母メアリー、酒に溺れ自堕落な生活を送る兄ジェイミー、そして肺結核に冒された弟エドマンドの一家の、ある夏の一日を描いています。出演は、メアリーに麻実れい、ジェイミーに田中圭、エドマンドに満島真之介、ジェイムズに益岡徹、と実力派そろいの楽しみな顔ぶれです。
家族がテーマの本作。家族の数だけ家族の形がありますが、本作を観ると、きっと自分の家族の形を考えてしまうのではないでしょうか。
なお、ぴあは本公演の主催者の一社として携わっています。
【公演概要】
「夜への長い旅路」 東京公演
期間:9月7日(月) ~ 23日(水・祝)
会場:シアタートラム(東京都)
「夜への長い旅路」 大阪公演
期間:9月26日(土) ~ 29日(火)
会場:梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ(大阪府)
出演:麻実れい 田中圭 満島真之介 益岡徹
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