新年1月8日より京都で開催決定!「第43回ぴあフィルムフェスティバル in 京都」
2021年12月16日
映画の新しい才能の発見と育成をテーマに、1977年にスタートした映画祭「ぴあフィルムフェスティバル(PFF)」。今年で43回を数える「ぴあフィルムフェスティバル」は、9月の東京開催に続き、4年ぶりに京都での開催が実現します。会期は、年明け2022年1月8日(土)から16日(日)までの8日間(※11日(火)は休館)。会場は、京都が育んできた歴史と文化を継承し、映画発祥の地として新たな人材を発掘する場を提供する京都文化博物館のフィルムシアターです。関西初上陸、未配信作含む23監督49作品をお届けします。
第1回より続くメインプログラムは、自主映画のコンペティション「PFFアワード」です。入選者の中から、これまでに黒沢清、園子温、塚本晋也、佐藤信介、李相日、荻上直子、石井裕也監督など160名を超えるプロの映画監督を輩出し、新しい才能が集う場所として広く認知されるようになりました。
<プログラム・トピック>
① コンペティション「PFFアワード2021」
予想を超える驚きの才能に出会う!
応募作489本の中から選ばれた入選18作品を上映。
<関西ゆかりの監督たち>
★審査員の池松壮亮さん大絶賛!グランプリに輝いた東盛あいか監督の「ばちらぬん」(京都芸術大学卒業制作)が、京都へ凱旋!東盛監督の舞台挨拶あり。
★「帰路」制作時高校生だった高橋伊吹監督は現在、立命館大学に在学中の19歳。高橋監督の舞台挨拶あり。
★「壁当て」の井上朝陽監督は現在、大阪ビジュアルアーツに通う20歳。準グランプリ受賞の中塚風花監督「グッドバイ!」は同校卒業制作です。井上監督の舞台挨拶あり。
② PFFスカラシップ作品
劇場公開を控える2作品を関西初上映!
PFFが企画、製作、公開までトータルに映画をプロデュースする「PFFスカラシップ」プロジェクトの最新2作「猫と塩、または砂糖」、「裸足で鳴らしてみせろ」を関西プレミア上映します。「裸足~」の工藤梨穂監督は京都芸術大学出身。2018年に大学卒業制作「オーファンズ・ブルース」でPFFアワード・グランプリを受賞しています。
③ナワポン・タムロンラタナリット監督特集 ~タイからの新しい風~
「ハッピー・オールド・イヤー」「あの店長」など大阪アジアン映画祭で大人気のタイの俊英ナワポン監督が大規模特集で帰って来る!
デビュー10年で、7本の長編映画を発表しているタイのナワポン・タムロンラタナリット監督は、軽やかな映画づくりでひと際輝く存在であり、その独自の映画手法には国内外からの注目が高まるばかりの37歳。昨年、大阪アジアン映画祭でグランプリを受賞し、日本で初劇場公開された「ハッピー・オールド・イヤー」も記憶に新しい、写真やSNS等現代メディアを自在に駆使し、どこまでも自由にフィクションとドキュメンタリーを行き来する、この新世代監督は、日本の文化が大好きなことでも知られています。ぜひ、この新しい風を存分に感じてください。
④森田芳光70祭
森田芳光監督没後10年。プロデューサーであり公私に渡るパートナーの三沢和子氏が全プログラムに登壇決定!
三沢氏から貴重なエピソードなどを伺います。本年は「森田芳光70祭」と題して、豪華なブルーレイボックスや書籍の発売に加え、国内外で企画上映が展開されます。「第43回ぴあフィルムフェスティバル in京都」では、1978年PFF入選の伝説の8ミリ「ライブイン茅ケ崎」などを含む3作品を上映します。
⑤スペシャルプログラム
日本未公開作!ミカ・カウリスマキの「ママ・アフリカ ミリアム・マケバ」
南アフリカの歌姫 ミリアム・マケバのドキュメンタリーを上映!東京開催でナビゲーターを務めたピーター・バラカン氏のコメントをご紹介します。欧米では「パタ・パタ」や「クリック・ソング」で知られるミリアム・マケバは故郷の南アフリカを離れた長い亡命生活でアパルトヘイトと闘い続けた活動家の面を持ちながら、アフリカの音楽との最初の接点を作った歌手としても有名でした。彼女の音楽と人生についての記録です。
映画祭チケットは、チケットぴあにて発売中。会場でのチケット販売(当日券)はございませんので、事前にお買い求めのうえ、会場に足をお運びください。
【開催概要】
映画祭:「第43回ぴあフィルムフェスティバル in 京都」
会期:2022年1月8日(土)~16日(日)※11日(火)休館
会場:京都文化博物館
主催・運営:一般社団法人PFF