2020年度決算のQ&Aを掲載しました
2021年05月13日
Q:このコロナ禍にもかかわらず、通期での売上高、営業利益、経常利益、当期利益ともに、ほぼ連結業績予想通りだったのはなぜですか?(2021.5.13)
A:集客イベントへの開催制限が、昨年9月以降に一時的に緩和され、当初想定を上回る回復傾向が見られたものの、年明けからの緊急事態宣言の発出、さらにはその期間延長等により、2月時点で厳しい通期業績の見通しを想定せざるを得ませんでした。その後もイベントの開催制限が緩和されることはなく、見込み通りの着地となりました。
Q:財務状況について教えてください。(2021.5.13)
A:コロナ禍の影響下での当社の資金状況については、主要金融機関との間の長期借入金主体のシンジケートローンの実行や、政府系金融機関からの資本性劣後ローンによる調達等にて円滑に推移しており、事業継続に必要な資金は十分に確保済みです。現預金残高も、第4四半期に入った後も、なお100億円を超える水準で安定的に推移しています。コロナ禍の長期化も見据えて、全社経費の縮減や配信事業の強化を継続するとともに、ポストコロナを見据えた新たな事業展開に迅速に対応するべく、自己資本の増強、資本性劣後ローンによる調達、さらには三菱地所との業務資本提携による増資等により、中長期的な財務基盤の拡充を図っています。
Q:ぴあアリーナMMはあまり稼働していなかったが、財務的に影響はないのですか?(2021.5.13)
A: ぴあアリーナMMでは、コロナ禍で多くの公演がキャンセル・不成立となりましたが、その中でも、行政の指導に従いながら、会場でのライブ開催を積極的に推進してまいりました。またコロナ終息後は、リアルにつながることへの価値が高まり、当初計画以上の高い稼働率を維持できる見込みのため、今後約30年間の投資の回収見通しとしては、当初想定とは大きくずれることは生じることはないと判断しており、借入先の金融機関からのご理解とご対応も十分に得ておりまして、財務面での懸念は生じないと認識しています。同様に、いわゆる減損リスク等の会計においても回収期間から期待される収益が大きく棄損していないと判断しており、減損等による損失の懸念は生じておりません。
Q:2021年度の業績の見通しについて教えてください。配当や株主優待は行われるのでしょうか。(2021.5.13)
A:大都市圏での緊急事態宣言が延長された現時点では、業績回復基調への足取りは停滞を余儀なくされ、今後の制限解除の推移についても見通し難い状況にあります。
以上のことから、2021年度の業績予想につきましては、現時点では合理的に算定することが極めて困難と判断し、開示が可能となった段階で速やかに公表いたします。同様に、配当や株主優待につきましても、現状維持を目指しますが、現時点での見通しの公表は控えさせていただきます。
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