台風にも負けず、市場規模300億円に迫る!音楽フェスの調査結果をぴあ総研が公表

2019年06月28日

ぴあ総研が、毎年行っている音楽フェスの市場動向に関する調査結果を公表しました。

本調査では、音楽ポップス分野のフェスティバル形式(同時間帯に複数アーティストが出演する形式)のイベントのチケット販売額を推計し、音楽フェス市場規模を算出しています。2018年1月~12月に開催されたイベントが対象。

調査結果は以下のとおりです。

■ 2018年の音楽フェス市場

2018年の音楽フェスの動員数は前年3.9%減の272万人となったものの、平均単価の上昇により、市場規模は前年比3.9%増の294億円と推計されます。

■音楽フェス市場規模と動員数の推移

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※クリックで拡大表示します。

2018年は、「PUNKSPRING 」「LOUD PARK」といった長年開催され続けてきた大規模フェスの開催が見送られたのに加え、台風の影響で「京都大作戦」「PIA ​MUSIC COMPLEX 2018(2日目)」「WILD BUNCH FEST.(2日目)」「OTODAMA'18 音泉魂」などが開催中止となったことが、動員数減の主な要因です。

一方で、「FUJI ROCK FESTIVAL」「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」「Ultra Japan」といった動員力の高いフェスでチケット価格が上昇したことから、1人当たり単価が上昇し市場規模は前年を上回る結果となりました。

なお、ぴあ総研では、2000年からライブ・エンタテインメント市場調査を継続しており、日本で唯一のライブ・エンタテインメント市場全体を捉える統計調査として信頼をいただいております。2011年からは、その主旨に賛同する業界団体・企業によって構成される「ライブ・エンタテインメント調査委員会」が同調査の実施を引き継ぎ、ぴあ総研が同委員会から委託をうけて行っております。2018年のライブ・エンタテインメント市場全体の調査結果につきましては、『2019 ライブ・エンタテインメント白書』としてまとめて、9月下旬に公表の予定です。

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