下田 和幸(しもだ かずゆき)
システム企画開発部
エンタメ業界全体を横断できるから面白い
チケットを入り口にあらゆる発想で興行サポート
- 現在の担当業務について
- ひとことで説明するのは難しいのですが、Jリーグやサッカークラブ、プロ野球球団等と一緒に、ぴあのチケットシステムなどを使い、スポーツエンタテインメントを盛り上げ、試合観戦を支える様々な取り組みをしています。
- 例えば、ぴあはチケット販売の基幹システムをもっています。それを球団にあわせてカスタマイズしてその球団のWEBサイトとして提供します。そうするとファンの方たちは、球団の冠が付いたWEBサイトから、直接スムーズにチケットを購入できます。欲しいチケットをどこで買えばいいのか迷うことが無くなります。表にぴあの名前はでませんが舞台裏で私たちのシステムが活躍しています。
- こうしたチケッティングでサポートすることを入り口に、どんなお客様がチケットを購入しているかデータ分析するマーケティングや、試合会場での入退場を管理するゲーティング、イベントマネージメント、集客の仕組みを考えるコンサルティングなど、多角的なアプローチができます。チケットという枠にとらわれずクライアントと一緒に興行を盛り上げる取り組みを次々と行っていくのが、私の仕事です。
- 印象に残っている仕事
- Jリーグのあるクラブが紙チケットから電子チケットへと完全移行する試合のチケッティング&ゲートティングに関わりました。QRコード、ICカード、リストバンドに対応できるポータブルなゲートシステムを開発・導入し、試合当日は約2万7000人の観客が集まる試合をトラブルなく終えることができました。
- こうしたプロジェクトでは大手電機メーカーなどと協力してシステム開発を進めるのですが、その中心にいたのがぴあでした。スポーツエンタテインメントの現場をよく知る私たちが、主催者であるリーグ、
- やクラブの思いを言語化して、最適なかたちを考え開発メーカー側へ伝える。間に立って翻訳していく。エンタテインメントの世界でぴあが期待されていることはたくさんあります。
音楽、演劇、アート、スポーツ。エンタメ界を網羅できる
- ぴあに入社した理由
- 音楽が大好きで、大学時代もライブハウスで働いたり、自分で主催するイベントを定期的に開いたりしていました。しかしその経験から”音楽で飯を食うこと”がどれほど難しいか、「好きだ! この感動を広げたい!」という熱い想いだけではうまくいかないことを知りました。
- 就職活動の中で音楽業界を研究していくと、ライブでは集客できているけれど音楽を聴くという価値が下がっていました。「どうにかしたい!」と思いました。でも、おそらく私が思い悩むくらいですから音楽業界の人たちはもう何年も考え尽くして様々な対策をしているはず。そこで私は、もう音楽という業界の中だけで発想していては駄目なのではないかと思ったのです。演劇や映画、スポーツなどもっと他のジャンルの文化やエンタメを学んで、音楽に還元し、価値を高める仕事がしたい。そう思った時にぴあという会社はとても魅力でした。
- 実際にぴあで働き始めて多彩なエンタテインメントに関わる中で、スポーツやアート分野にも「この要素は音楽業界に使える!」と思うことがいっぱいあります。その逆ももちろんあります。こうしてエンタメ業界全体に横串を刺す視点をもてるのは、ぴあならでは。音楽業界に限らず、知らないことを知る面白さを味わっています。
- ぴあの社風や人
- 「エンタメならなんでもやっていい!」という会社だと思います。会社の規模が大きすぎず、社長との距離が近くて直接話を聞けるのもとてもいいです。自分がやっていることが会社のどういう部分を担っているかがわかるので、納得感をもって仕事に取り組めます。
- それと、ちょっと古くて泥臭い仕事の仕方もぴあらしさだと思います。入社直後はアナログな側面を面倒に感じたこともありましたが、そうした点もクライアントからの信頼につながっていることを感じます。
今すぐにでも音楽事務所を立ち上げたい!
- 今後の夢ややりたいこと
- ぴあで音楽事務所を立ち上げたいです。2020年に「ぴあアリーナMM」が完成すれば自社で会場をもてます。プランニングもマーケティングもプロモーションもチケッティングもゲーティングも、エンタテインメントの周辺ビジネスはすでにすべて整っています。ぴあに足りないのはコンテンツだけです。だからアーティストを抱える音楽事務所をやりたいです。いずれはスポーツ分野でもサッカーチームやプロ野球球団などのコンテンツをもちたいですね。
- ※内容は取材時のものです。
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