ぴあ株主のみなさまへ ~社長メッセージ~

ぴあはさらなる一歩を ~創業45周年を迎えて~

ぴあ株式会社 代表取締役社長矢内 廣

2016年度の決算について

 皆様には平素よりご高配を賜り、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。中期経営計画の2年目にあたる、2016年度のぴあグループ当連結会計年度におきましては、 チケット流通事業の売上が、特に音楽ジャンルを筆頭にスポーツ・演劇・映画などすべてのジャンルで好調に推移し、お陰さまで期初予想を大きく上回る、過去最高の売上高、 営業利益、経常利益を達成いたしました。一方、当期利益につきましては、去る4月25日に公表しました、個人情報の流出事案への対応費、補償費等による特別損失の計上、 及び実効税率の上昇による法人税等の増額により、期初予想を下回る結果となりました。 この場をお借りしまして、改めてお客様、Bリーグ様、お取引先様、そして株主の皆様に大変なご心配とご迷惑をお掛けしましたことを深くお詫び申し上げます。

ライブ・エンタテインメント市場での事業領域を拡大

 2016年度も、チケット流通事業を中心としたプラットフォームの盤石化、ならびに新たなコンテンツの創出や周辺事業の強化を目指して、様々な取り組みを行ってまいりました。 ユーザビリティの向上により、インターネットでのチケット販売が引き続き伸長しているほか、イベントや興行への主催・出資案件もより一層拡大し、 コンテンツビジネスへの展開が着々と進化しております。また、スポーツ分野では、各団体やチームのオフィシャルパートナーとして、多くの公式サイトを運営しているほか、 今年2月に開催された「冬季アジア札幌大会」においても、チケッティング業務全般の事務局運営を代行しました。昨夏のリオオリンピック・パラリンピックに続き、 来る平昌冬季オリンピック(2018年2月開催)でも、「チケットディストリビューター」として日本国内での観戦チケットの総販売代理店業務を担うこととなっております。 2019年のラグビーW杯をはじめ、今後の国際的な大規模イベントの開催におきましても、これまでの当社の経験と実績を活かし、最大限に貢献してまいりたいと思っております。

社会の「公器」として、社業を通じた社会貢献を

 昨今、ネット上でのチケットの不正な高額転売が社会問題となっています。その対応策の一つとして、業界4団体が立ち上げた、チケットの2次売買を定価で仲介する公式サービス「チケトレ」が6月1日に正式スタートしました。当社の「定価リセールサービス」の経験と実績が評価され、業界の将来を占う新しいサービスの構築、運営を受託したものです。また、映画界における新しい才能の発見と育成を目的に、当社が長期にわたりCSRとして取り組む「PFF(ぴあフィルムフェスティバル)」も、去る4月3日より一般社団法人化いたしました。官民を含めた社会全体で、この活動を後押しできる環境を確立し、今年で39回目を迎える本活動のさらなる継続と発展を目指します。
 加えて、東日本大震災の復興支援プロジェクトである「チームスマイル」活動も、昨年3月の「仙台PIT」のオープンで、豊洲、いわき、釜石とあわせ4つのホール「PIT(=Power Into Tohoku!)」が揃い、「豊洲PIT」の観客からの寄付を活用した、各界の著名人による「“わたしの夢”応援プロジェクト」も本格的にスタートしました。被災地の子供たちの夢の実現を後押しするため、すでに多くの応援団の方々に出演していただいておりますが、今後もさらにこうした活動の拡充に力を入れてまいります。

全社員が、株主の皆様と同じ視座で

 当社は今年7月10日で、創業45周年を迎えます。これを機に、全役員・社員を対象に、譲渡制限付株式(リストリクテッドストック)制度の導入を決定いたしました。 全役員・社員が経営的視点を持ち、株主の皆様と同じ目線を持って業務にあたることを、当社の強みとして活かしてまいりたいと思っております。 今年度を起点に、「ひとりひとりが生き生きと」という当社企業理念の具現化を、より一層推進します。事業やサービスの拡充とともに、全社一丸となって、当社の社会的企業価値の向上に尽力してまいりますので、何卒、今後とも温かいご理解とご支援の程をよろしくお願い申し上げます。