CSR活動|PFF(ぴあフィルムフェスティバル)

PFF(ぴあフィルムフェスティバル)とは

PIA FILM FESTIVAL

「PFF(ぴあフィルムフェスティバル)」は、1977年12月東映大泉撮影所で開催された、映画、演劇、音楽の総合イベント「ぴあ展」での「自主製作映画展」からスタートしました。1981年には名称を「ぴあフィルムフェスティバル」に改め、以降、自主製画を対象とした日本初の本格的なコンペティションをメインプログラムとした映画祭として、また「映画の新しい才能の発見と育成」を目指す活動として、毎年開催しています。

第40回PFFのポスター

1999年から、その趣旨に賛同する複数の企業・団体による「PFFパートナーズ」の主催となりました。これまでに120名以上の映画監督を輩出しており、「企業メセナ大賞特別賞」(1992年)、「モンブラン国際文化賞」(2004年)、「川喜多賞」(2014年)などを受賞しており、多くの方々に長期に渡る支援活動の実績を評価していただいています。

第40回PFFアワードの集合写真

そして、40年の節目である2017年4月に、一企業の活動ではなく、官民を含めて社会全体で後押しできる環境を整えたい、という思いで、PFFオフィシャルパートナーであった株式会社ホリプロ、日活株式会社とともに、一般社団法人化いたしました。ぴあからは10億円の基金を拠出し、60社を超える企業や業界団体にご支援いただきながら、より公共的な事業として展開しています。

PFFアワード

世界でも珍しい自主映画のコンペティションで、1年以内に完成した自主映画であれば、年齢、性別、国籍、上映時間、ジャンルを問いません。4カ月に及ぶ厳正な審査を経て決定した入選作品は、ぴあフィルムフェスティバルで上映され、グランプリ他の各賞が授与されます。数少ないプロへの登竜門として、内外の高い評価を得ています。

監督
監督
これまでの主なPFF入選監督 (五十音順)

石井岳龍

石井裕也

犬童一心

内田けんじ

荻上直子

熊切和嘉

黒沢清

園子温

塚本晋也

中島哲也

中村義洋

成島出

橋口亮輔

森田芳光

矢口史靖

李相日
過去5年間の最終審査員
2014年 内田けんじ 成宮寛貴 柳島克己 ヤン・ヨンヒ 森重 晃
2015年 奥田瑛二 大友啓史 阿部和重 熊切和嘉 西村義明
2016年 遠藤日登思 沖田修一 荻上直子 佐渡島庸平 野田洋次郎
2017年 渡部 眞 李 相日 永井拓郎 市川実日子 横浜聡子
2018年 佐藤公美 大九明子 佐藤信介 冨永昌敬 生田斗真

映画祭

ぴあフィルムフェスティバルは、“映画の新しい才能の発見と育成”をテーマとした映画祭でメインプログラムは、コンペティションである「PFFアワード」。
加えて、国内外の多彩な映画を招待上映し、映画祭ならではの特集企画を行っています。

映画祭外観
トークショー

PFFスカラシップ

PFFスカラシップは、1984年よりスタートした長編映画製作援助システムです。PFF受賞者が次回作の企画を提出し、その中から「将来もっとも期待するフィルムメーカー」を選んで製作費を援助。企画、脚本、撮影、公開、DVD発売など自主映画監督のデビューをトータルプロデュースするという世界でも珍しいシステムで、これまで20本以上の作品が製作されています。

「サイモン&タダタカシ」
(第24回PFFスカラシップ作品/2017年/監督:小田 学)
©2017 PFF パートナーズ(ぴあ ホリプロ 日活)
1998年 長野オリンピック
「過ぐる日のやまねこ」
(第23回PFFスカラシップ作品/2014年/監督:鶴岡 慧子)
©「過ぐる日のやまねこ」製作委員会

海外映画祭との交流

「PFFぴあフィルムフェスティバル」では、PFFアワード入選作品やPFFスカラシップ作品を、積極的に海外の映画祭で紹介し続けてきました。そのような活動から海外映画祭との交流も生まれています。

表彰式
JAPANCUTS

国内外映画祭などへ出品・受賞した主なPFF関連作品

PFFアワード入選作品

「わたしたちの家」(’17)
「あみこ」(’17)
「溶ける」(’16)
「わたしたちの家」(PFFアワード’17 グランプリ作品/監督:清原 惟)
第68回ベルリン映画祭 フォーラム部門(’18 ドイツ)
「あみこ」(PFFアワード’17 観客賞作品/監督:山中瑶子)
第68回ベルリン映画祭 フォーラム部門(’18 ドイツ)
 ※山中監督は長編映画で史上最年少の記録を更新
「溶ける」(PFFアワード’16 審査員特別賞作品/監督:井樫 彩)
第70回カンヌ国際映画祭 シネフォンダシオン部門(’18 フランス)
「いさなとり」(PFFアワード’15 観客賞作品/監督:藤川史人)
第6回リマインディペンデント国際映画祭(’16 ペルー) グランプリ受賞
「山守クリップ工場の辺り」(PFFアワード’13 審査員特別賞作品/監督:池田 暁)
第32回バンクーバー国際映画祭(’13 カナダ) グランプリ受賞
第43回ロッテルダム国際映画祭(’14 オランダ)グランプリ受賞
「Recreation」(PFFアワード’11 入選作品/監督:永野義弘)
第30回バンクーバー国際映画祭(’11 カナダ) スペシャルメンション授与
「世界グッドモーニング!!」(PFFアワード’10 審査員特別賞作品/監督:廣原 暁)
第29回バンクーバー国際映画祭(’10 カナダ) グランプリ受賞
第35回香港国際映画祭(’11 香港)
アジアン・デジタルビデオ部門国際批評家連盟賞スペシャルメンション授与 他
「無防備」(PFFアワード’08 グランプリ作品/監督:市井昌秀)
第13回釜山国際映画祭(’08 韓国) コンペティション部門「ニュー・カレンツ」
「ニュー・カレンツ・アワード」(最高賞)受賞 他
「剥き出しにっぽん」(PFFアワード’07 グランプリ作品/監督:石井裕也)
アジア・フィルム・アワード(’08 香港)
第1回「エドワード・ヤン記念」アジア新人監督大賞受賞 他

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「BAMBI BONE」(PFFアワード’05 審査員特別賞作品/監督:渋谷のりこ)
第24回バンクーバー国際映画祭(’05 カナダ) スペシャルメンション授与
「ある朝スウプは」(PFFアワード’04 グランプリ作品/監督:高橋泉)
第23回バンクーバー国際映画祭(’04 カナダ) グランプリ受賞
第29回香港国際映画祭(’05 香港) グランプリ
インフィニティ映画祭(’05 イタリア) グランプリ受賞
第46回日本映画監督協会 新人賞(’05)
「鬼畜大宴会」(PFFアワード’97 準グランプリ作品/監督:熊切和嘉)
第28回タオルミナ映画祭(’98 イタリア) グランプリ受賞
「灼熱のドッジボール」(PFFアワード’92 グランプリ作品/監督:古厩智之)
シンガポール国際映画祭(’93 シンガポール) 他

PFFスカラシップ作品

「川の底からこんにちは」(’09)
©PFFパートナーズ
「運命じゃない人」(’04)
©PFFパートナーズ
「バーバー吉野」(’03)
©PFFパートナーズ
「サイモン&タダタカシ」(’17/第24回PFFスカラシップ作品/監督:小田学)
第19回全州国際映画祭(’18 韓国)
「過ぐる日のやまねこ」(’14/第23回PFFスカラシップ作品/監督:鶴岡慧子)
第15回マラケシュ国際映画祭コンペティション部門 審査員賞(’15 モロッコ)
「恋に至る病」(’11/第21回PFFスカラシップ作品/監督:木村承子)
第36回香港国際映画祭 審査員特別賞(’12 香港)
「川の底からこんにちは」(’09/第19回PFFスカラシップ作品/監督:石井裕也)
モントリオール ファンタジア映画祭 最優秀作品賞、最優秀女優賞(’10)
第53回ブルーリボン賞 監督賞(’11)
第32回ヨコハマ映画祭 新人監督賞、主演女優賞(’11)
2010年度日本ファッション協会シネマ夢倶楽部 推薦委員特別賞(’11) 他
「パーク アンド ラブホテル」(’07/第17回PFFスカラシップ作品/監督:熊坂 出)
第58回ベルリン国際映画祭 最優秀新人作品賞
「14歳」(’06/第16回PFFスカラシップ作品/監督:廣末哲万)
平成19年度 芸術選奨 文部科学大臣新人賞受賞
第36回ロッテルダム国際映画祭
コンペティション部門「タイガー・アワード」 最優秀アジア映画賞 他
「運命じゃない人」(’04/第14回PFFスカラシップ作品/監督:内田けんじ)
カンヌ映画祭 批評家週間(’05 フランス) フランス作家協会賞
最優秀ヤング批評家賞 最優秀ドイツ批評家賞 鉄道賞 受賞
新藤兼人賞 銀賞(’05)
第30回報知映画賞 最優秀監督賞(’05)
第27回ヨコハマ映画賞 新人監督賞、審査員特別賞(’05)
第60回毎日映画コンクール 脚本賞、助演男優賞、助演女優賞(’05)
第48回ブルーリボン賞 スタッフ賞(’05)
第79回キネマ旬報ベストテン 脚本賞(’05)

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「バーバー吉野」(’03/第13回PFFスカラシップ作品/監督:荻上直子)
ベルリン国際映画祭(’04 ドイツ) スペシャルメンション受賞
第4回ティブロン国際映画祭 ゴールデンリールアワード 最優秀子供映画 他
「BORDER LINE」(’02/第12回PFFスカラシップ作品/監督:李 相日)
第21回バンクーバー国際映画祭(’02 カナダ) スペシャルメンション授与
第53回ベルリン国際映画祭ヤングフォーラム部門(’02 ドイツ) 他
「空の穴」(’00/第10回PFFスカラシップ作品/監督:熊切和嘉)
ロッテルダム国際映画祭(’01 オランダ) 国際批評家連盟賞・特別賞受賞
ベルリン国際映画祭ヤングフォーラム部門(’01 ドイツ)
「タイムレスメロディ」(’99/第9回PFFスカラシップ作品/監督:奥原浩志)
釜山国際映画祭(’99 韓国) グランプリ受賞 他
「この窓は君のもの」(’94/第8回PFFスカラシップ作品/監督:古厩智之)
第13回バンクーバー国際映画祭(’94 カナダ) グランプリ受賞
日本映画監督協会 新人賞(’94)
「裸足のピクニック」(’93/第7回PFFスカラシップ作品/監督:矢口史靖)
トロント国際映画祭(’93 カナダ)
MOMAニュー・ディレクターズ・ニューフィルムズ(’94 アメリカ)
「二十歳の微熱」(’92/第6回PFFスカラシップ作品/監督:樋口亮輔)
ベルリン国際映画祭ヤングフォーラム部門(’93 ドイツ)
台北金馬映画祭(’94 台湾) 他