多様化が進み、活況が続く音楽フェスの市場動向/ぴあ総研が調査結果を公表

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2018年08月10日

ぴあ総研が、毎年行っている音楽フェスの市場動向に関する調査結果を公表しました。

本調査では、音楽ポップス分野のフェスティバル形式(同時間帯に複数アーティストが出演する形式)のイベントのチケット販売額を推計し、音楽フェス市場規模を算出しています。2017年1月~12月に開催されたイベントが対象。

調査結果は以下のとおりです。

■ 2017年の音楽フェス市場規模推計
2017年の音楽フェス市場規模は、前年比13.7%増の283億円へと拡大。動員数も、283万人(前年比9.7%増)となりました。

2017年は、日本の4大ロック・フェスティバルと呼ばれている「FUJI ROCK FESTIVAL」、「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」、「RISING SUN ROCK FESTIVAL」、「SUMMER SONIC」が軒並み盛況でした。加えて、EDM(Electronic Dance Music)フェスの興隆も続いており、4年目を迎えた「Ultra Japan」は3日間で計約12万人(主催者公表)、2017年に日本で初開催された「EDC Japan」は2日間で8万人超(主催者公表)を動員しています。レーベルやアーティスト主導型のフェスや、個性あふれる地方フェスなども多数開催され、フェスの楽しみ方は多様化が進んでいます。

■音楽フェス市場規模と動員数の推移
piasouken1807-1.jpgなお、ぴあ総研では、2000年からライブ・エンタテインメント市場調査を継続しており、日本で唯一のライブ・エンタテインメント市場全体を捉える統計調査として信頼をいただいております。2011年からは、その主旨に賛同する業界団体・企業によって構成される「ライブ・エンタテインメント調査委員会」が同調査の実施を引き継ぎ、ぴあ総研が同委員会から委託をうけて行っております。2017年のライブ・エンタテインメント市場全体の調査結果につきましては、『2018 ライブ・エンタテインメント白書』としてまとめて、9月下旬に公表の予定です。