「第44回ぴあフィルムフェスティバル2022」ラインナップ発表。青山真治監督、パゾリーニ監督を大特集!宮﨑あおい氏からのビデオメッセージも

CSR活動

2022年08月19日

9月10日(土)から開催となる「第44回ぴあフィルムフェスティバル2022」のラインナップ発表会が行われました。

発表会には、コンペティション「PFFアワード2022」の最終審査員を務める三島有紀子監督と、招待作品部門のメイン特集となる「ようこそ、はじめてのパゾリーニ体験へ」を共催するイタリア文化会館のアルベルト・マナイ氏が出席しました。

今年も多彩な特集上映が予定されています。

「青山真治監督特集」
「ようこそ、はじめてのパゾリーニ体験へ」 
「ピーター・バラカン『ブラック&ブラック』」
「PFFスペシャル映画講座」

オープニングでは、第26回PFFスカラシップ作品の完成披露上映が行われます。
PFFスカラシップ作品『すべての夜を思いだす』(監督・脚本/清原惟)

さらに、先日発表した「青山真治監督特集」に向けて、俳優の宮﨑あおい氏から寄せられたビデオメッセージも発表されました。

映画祭の特設サイトもオープン →【第44回ぴあフィルムフェスティバル 特設サイト】

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また、「第44回ぴあフィルムフェスティバル2022」のコンペティション「PFFアワード2022」の最終審査員5名も決定しており、9月22日(木)の表彰式にて、最終審査員により、グランプリ(1作品)、準グランプリ(1作品)、審査員特別賞(3作品)が発表されます。

▼「PFFアワード2022」最終審査員 5名 * 50音順。敬称略。
菊地健雄(映画監督)
助監督として瀬々敬久監督、黒沢清監督、レオス・カラックス監督、石井裕也監督らの作品で活躍。出身地足利市を舞台にした『ディアーディアー』(15年)で監督デビュー後も、恩師の作品の助監督を務めるなど軽やかなフットワークをみせる。その後、『ハローグッバイ』(16年)、『望郷』(17年)、『体操しようよ』(18年)でも卓越した手腕をみせ、近年は、テレビ東京ドラマ24『生きるとか死ぬとか父親とか』などのドラマ作品から、Amazon Prime Video『ショート・プログラム』、Netflixシリーズ『ヒヤマケンタロウの妊娠』など世界配信作品まで精力的に活動中。

玉川奈々福(浪曲師・曲師)
出版社勤務の1995年、二代目玉川福太郎に曲師(三味線)として入門。師の勧めにより2001年より浪曲師となり2006年名披露目。古典のみならず、その卓越したアイディアとセンスで、落語・講談・能・オペラ・音楽・文学・映画など、多ジャンルの表現と浪曲との共演や新作創作などをプロデュースし、定席の浅草木馬亭のみならず、様々な観客、会場に広く新風を吹き込んでいる。2018年から渋谷ユーロライブ「浪曲映画祭」の企画を監修。同年文化庁文化交流使として、海外7か国に浪曲を届ける。2019年第11回伊丹十三賞を受賞。

とよた真帆(俳優)
高校在学中にモデルデビューし、パリコレクションにも出演。1989年女優デビュー。以降多数のTVドラマや映画、舞台に出演。2001年カンヌ映画祭コンペに出品された『月の砂漠』で青山真治監督と出会い、パートナーとして併走。女優業の他にプロデューサー、画家、京友禅の絵師や着物デザイナー、家具などの木工、手芸など、その多岐に渡る芸術的な好奇心と才能、造詣の深さでも著名。ハンドメイドの普及に貢献した著名人・クリエイターを表彰する「JAPAN Handmade of THE YEAR 2018」を受賞。

光石 研(俳優)
高校在学中『博多っ子純情』(1978年)の主役に抜擢されて俳優デビュー。以来、映画、ドラマ、舞台で名バイプレイヤーと呼ばれ、特に映画では欠かせない存在として、インディペンデントから日本のメジャーやハリウッド映画まで200本に及ぶ多彩な作品で活躍。同郷の青山真治監督との縁は深く『EUREKA/ユリイカ』(01年)で、第16回高崎映画祭最優秀助演男優賞受賞。近作は『由宇子の天秤』(21年)、『メタモルフォーゼの縁側』(22年)、『異動辞令は音楽隊!』(8月26日より公開)、ドラマ『六本木クラス』(テレビ朝日)など。

三島有紀子(映画監督)
18歳から自主映画を撮り始め、大学卒業後NHKに入局。「NHKスペシャル」などで市井の人々を追うドキュメンタリーを企画・監督。独立後、フリーの助監督として活動、ニューヨークHBスタジオのワークショップに参加。オリジナル脚本・監督作品『しあわせのパン』(12年)で注目され、『ぶどうのなみだ』(14年)、『繕い裁つ人』(15年)と続く。『幼な子われらに生まれ』(17年)は、第42回報知映画賞監督賞など国内外で受賞多数。最新作『Red』(20年)、イタリアで特別上映の発端となった短編『よろこびのうた Ode to joy』や『IMPERIAL大阪堂島出入橋』の気骨ある演出も注目される。

▼「PFFアワード2022」16作品(詳細はこちら
  ※作品名50音順。上映時間、年齢、職業(学校名)は応募時のものです。敬称略。
・『アクト』78分
監督:田中 夢(38歳/千葉県出身/俳優・立教大学 映像身体学科卒)

・『石川君、行け!!』80分
監督:高階 匠(32歳/東京都出身/映像制作会社勤務)

・『彼は誰時(かわたれどき)』15分
監督:谷本桃子(21歳/青森県出身/名古屋学芸大学 メディア造形学部映像メディア学科)

・『暮れる』52分
監督:竹田優哉(25歳/広島県出身/神戸大学大学院 国際文化学研究科)

・『J005311』93分
監督:河野宏紀(26歳/神奈川県出身/フリーター)

・『瀉血』86分
監督:金子優太(20歳/東京都出身/青山学院大学 理工学部物理学科)

・『水槽』53分
監督:中里有希(20歳/山形県出身/東北芸術工科大学 デザイン工学部映像学科)

・『スケアリーフレンド』76分
監督:峰尾 宝、髙橋直広
(23歳/東京都出身/会社員)(23歳/神奈川県出身/無職)

・『バンド』28分
監督:河村 陸(24歳/千葉県出身/フリーランス)

・『ふちしすこ』69分
監督:亀井史興(40歳/新潟県出身/フリーター)

・『ポラン』75分
監督:中村洸太(23歳/東京都出身/立教大学 社会学部)

・『MAHOROBA』14分
監督:鈴木竜也(27歳/東京都出身/飲食店勤務)

・『the Memory Lane』25分
監督:宇治田 峻(27歳/和歌山県出身/フリーター)

・『最も無害で、あまりにも攻撃的』40分
監督:中田江玲(23歳/東京都出身/慶應義塾 大学環境情報学部)

・『幽霊がいる家』12分
監督:南 香好(31歳/神奈川県出身/フリーター)

・『Lock Up and Down』34分
監督:Minami(27歳/北海道出身/東京大学大学院 総合文化研究科)

<入選作品データ>
【入選数】16本
【年齢】平均:26.5歳 最年少:20歳 最年長:40歳
【上映時間】平均:51.9分 最短:12分 最長:93分

<応募全体データ>
【応募数】520本
【年齢】平均:31.7歳 最年少:14歳 最年長:72歳
【上映時間】平均:36.5分 最短:3分 最長:159分


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◎第44回ぴあフィルムフェスティバル2022
<東京>
日程:2022年9月10日(土)~25日(日) ※月曜休館
会場:国立映画アーカイブ(東京都中央区京橋3-7-6)

<京都>
日程:2022年11月19日(土)~27日(日) ※月曜休館
会場:京都文化博物館(京都市中京区三条高倉)