PFFスカラシップの新作2作品 U-NEXTで独占配信スタート! 石井裕也、荻上直子、橋口亮輔、李相日監督らの出発点

プレスリリース CSR活動

2024年05月20日

5月23日(木)より、PFF(ぴあフィルムフェスティバル)が運営する長編映画製作援助システム「PFFスカラシップ」によって制作された2作品、『裸足で鳴らしてみせろ』(第27回PFFスカラシップ作品)と、『猫と塩、または砂糖』(第25回PFFスカラシップ作品)が、U-NEXTにて独占配信されます。

『月』の石井裕也、『波紋』の荻上直子、『お母さんが一緒』の橋口亮輔、『流浪の月』の李相日監督ら、今をときめく人気監督たちの第一歩となった、長編映画製作援助システム「PFFスカラシップ」。今回、新たに配信されるのは、2022年に劇場公開された2作品です。

『裸足で鳴らしてみせろ』は、PFFアワード2018グランプリ受賞作『オーファンズ・ブルース』の工藤梨穂監督が描く青春映画。オランダのロッテルダム国際映画祭を皮切りに、数々の海外映画祭に招待され、インドネシアのジョグジャNETPACアジアン映画祭でNETPAC賞、また、第36回高崎映画祭で新進監督グランプリと最優秀新進俳優賞(佐々木詩音&諏訪珠理)、日本映画批評家大賞でゴールデン・グローリー賞(風吹ジュン)を受賞し、国内外で高く評価されました。工藤監督は、新作『オーガスト・マイ・ヘヴン』が今後、新しい配信プラットフォーム「Roadstead」で販売予定です。

『猫と塩、または砂糖』は、『食卓』でPFFアワード2016グランプリを受賞した、小松孝監督によるホームコメディ。元ニートの40歳新人監督(当時)の小松監督の、常識にとらわれないぶっ飛んだ世界観と、画面の隅々にまでこだわった緻密な演出で、何度も劇場に足を運ぶディープなファンが続出。主人公の母親を演じた宮崎美子さんの怪演や、2022年に解散したアイドルグループ「NILKLY」の主題歌起用も話題になりました。

このほか歴代のPFFスカラシップ作品は、15作品が各種プラットフォームでオンライン配信中です。


『裸足で鳴らしてみせろ』『猫と塩、または砂糖』
5月23日(木)より、U-NEXTで独占配信スタート
配信日時:5月23日(木)0時から~ / 料金:399円(税込/1本あたり)

『猫と塩、または砂糖』『裸足で鳴らしてみせろ』ポスター.jpg
(C)PFFパートナーズ(ぴあ、ホリプロ、日活)/ 一般社団法人PFF


<作品情報>

◆第27回 PFFスカラシップ作品
『裸足で鳴らしてみせろ』 2021年/カラー/128分
監督・脚本:工藤梨穂
出演:佐々木詩音、諏訪珠理、伊藤歌歩、甲本雅裕、風吹ジュン
プロデューサー:天野真弓/ラインプロデューサー:仙田麻子/撮影:佐々木靖之/音響:黄 永昌/音楽:藤井草馬/美術:柳 芽似/アクションコーディネーター:園村健介/編集:山崎 梓/主題歌:soma「Primula Julian」  https://www.hadashi-movie.com/

【ストーリー】
父の不用品回収会社で働く直己(佐々木詩音)と、盲目の養母・美鳥(風吹ジュン)と暮らす槙(諏訪珠理)。二人の青年は、「世界を見てきてほしい」という美鳥の願いを叶えるために、回収で手に入れたレコーダーを手に“世界の音”を求めて偽りの世界旅行を繰り広げていく。サハラ砂漠を歩き、イグアスの滝に打たれ、カナダの草原で風に吹かれながら、同時に惹かれ合うも、互いを抱きしめることができない二人。そんなある日、想いを募らせた直己は唐突に槙へ拳をぶつけてしまう。それをきっかけにして、二人は“互いへ触れる”ための格闘に自分たちだけの愛を見出していくが……。

◆第25回 PFFスカラシップ作品
『猫と塩、または砂糖』 2020年/カラー/119分
監督・脚本・編集:小松 孝
出演:田村健太郎、吉田凜音、諏訪太朗、池田成志、宮崎美子
プロデューサー:天野真弓/ラインプロデューサー:仙田麻子/撮影監督:竹山ニコラス/美術:安藤秀敏、菊地実幸/録音・整音:坂元 就/音楽:田中紘治/主題歌:NILKLY「Fact or Fable」  https://www.nekoshio.com/

【ストーリー】
いい大学、就職、出世、結婚、子育て、マイホーム……社会の多数派の常識が指し示すそれらの“幸せのベクトル”に背を向け、自主的に母のペットとなった32歳の僕(田村健太郎)。アル中の父(諏訪太朗)、慎ましい母(宮崎美子)とともに実家で淡々と暮らしていたが、突然、母の元カレで金持ち紳士風の男(池田成志)とその娘の“白いアイドル”(吉田凜音)が同居することに。狭いひとつ屋根の下、5人それぞれが幸せを求めて右往左往する中、僕が選んだ生き方とは……。


石井裕也『川の底からこんにちは』、内田けんじ『運命じゃない人』、荻上直子『バーバー吉野』などPFFスカラシップ作品、各プラットフォームで配信中!

<現在配信中の主なPFFスカラシップ作品> ※年は制作年
2017年 『サイモン&タダタカシ』 監督:小田 学
2012年 『HOMESICK』 監督:廣原 暁
2011年 『恋に至る病』 監督:木村承子
2010年 『家族X』 監督:吉田光希
2009年 『川の底からこんにちは』 監督:石井裕也
2008年 『不灯港』 監督:内藤隆嗣
2007年 『パーク アンド ラブホテル』 監督:熊坂 出   
 
2006年 『14歳』 監督:廣末哲万
2005年 『水の花』 監督:木下雄介
2004年 『運命じゃない人』 監督:内田けんじ
2003年 『バーバー吉野』 監督:荻上直子
2002年 『BORDER LINE』 監督:李 相日
2002年 『IKKA:一和』 監督:川合 晃
1992年 『二十才の微熱』 監督:橋口亮輔
 

※U-NEXT、Amazonプライム・ビデオ、ABEMAなど、各種プラットフォームで配信中(2024年5月20日現在)。
 配信作品と配信期間は、各プラットフォームにより異なります。


【PFFスカラシップとは?】
「PFFスカラシップ」は、自主映画の監督が、オリジナル長編企画でデビューするチャンスをつくろうと1984年に始まりました。現在では、PFFアワード受賞監督にPFFスカラシップ挑戦権が授与され、更なる企画コンペを経て、1名を選出。PFFスカラシップ・プロデューサーと企画開発から製作、公開まで、じっくり時間をかけて長編映画を完成していきます。 https://pff.jp/jp/scholarship/

<第26回PFFスカラシップ作品 全国順次公開中!>
『すべての夜を思いだす』 (監督:清原 惟)

[福島] いわきPIT&湯本駅前ミニシアターkuramoto ⇒ 5月29日(水)まで不定期上映中
[神戸] 元町映画館 ⇒ 6月1日(土)~
[愛知] ナゴヤキネマ・ノイ ⇒ 6月8日(土)~
[大分] シネマ5 ⇒ 6月8日(土)から3日間公開
[長野] 上田映劇 ⇒ 6月21日(金)~


「第46回ぴあフィルムフェスティバル2024」
日程:9月7日(土)~21日(土) 会場:国立映画アーカイブ ※月曜休館 https://pff.jp/jp/


お問い合わせ: 一般社団法人PFF info@pff.or.jp
        〒150-0011 東京都渋谷区東1-2-20 渋谷ファーストタワー 03-5774-5296