エンタメが生む「つながり」の蓄積に着目 ―体験の「瞬間」と「蓄積」の関係を整理― ぴあ総研がウェルビーイング学会学術集会にて研究活動を報告

サステナビリティ その他

2026年05月27日

ぴあ総合研究所株式会社(代表取締役社長:吉澤保幸、以下「ぴあ総研」)は、ウェルビーイング学会(代表理事:前野隆司)において、事務局として「エンタメとウェルビーイング準備学習会」を立ち上げ、2026年3月21日開催の第4回ウェルビーイング学会学術集会にて活動報告を行いました。

本発表は、同学習会における検討成果として、エンタメが生む人と人とのつながりが蓄積される可能性に着目し、その構造を整理した内容を報告したものです。こうしたつながりの蓄積が、個人にとどまらず社会におけるウェルビーイングの向上に寄与する可能性を示唆するとともに、エンタメ体験を一時的な消費ではなく、社会とのつながりとして蓄積される価値として捉える新たな視点を提示するものです。

本発表は、ウェルビーイング学会学術集会の関連セッションにおける口頭発表として実施され、本学習会のメンバーを代表して、吉川玄徳氏(東京都市大学特任教授)およびぴあ総研が登壇しました。

■発表の主なポイント
本学習会では、ウェルビーイングを「短期/長期」「個人/社会」の視点から整理し、特に長期的かつ社会的な広がりに着目しました。
主な論点は以下の通りです。

・エンタテインメントは、単なる一時的な消費ではなく、社会的なつながりを生み出し、それが蓄積されていく基盤として捉えられる
・短期的な体験にとどまらず、継続的な充実感をもたらす構造の理解が重要である
・「推し活」やファン同士の交流が、ウェルビーイングの低下(陳腐化)を防ぎ、長期的な蓄積(ストック)に寄与する可能性がある
・集客エンタメによるウェルビーイングの蓄積は、経済的資本に加え、人的資本・社会的資本・文化的資本と相互に関連する可能性がある

今後は、個人・短期のウェルビーイングの把握を起点としつつ、長期的なストック効果、さらには社会全体への波及を捉えるための指標開発および実証研究を進めていく予定です。

(*)ストック効果:整備された社会資本等が継続的に機能することで得られる長期的な効果

エンタメとウェルビーイング準備学習会では、具体的な実証の実現を見据え、今後も活動を続けてまいります。


〔2025年度 エンタメとウェルビーイング準備学習会・参画メンバー〕
 株式会社セブンドリーム・ドットコム 戸田 人志 氏
 TOPPAN株式会社 山下 薫 氏
 株式会社三井住友銀行 瀧 雄介 氏
 三菱地所株式会社 石川 直 氏
 一般財団法人デロイト トーマツ ウェルビーイング財団 梅岡 勇人 氏
 東京都市大学 デザイン・データ科学部 特任教授 吉川 玄徳 氏
 ぴあ総合研究所株式会社 吉澤 保幸
 ぴあ総合研究所株式会社 笹井 裕子
 ぴあ総合研究所株式会社 渥美 真彩
ほか