トップはMr.Children。全国ツアーや周年記念大規模ツアーが復活。2022年上半期音楽ポップス興行規模ランキングを公表/ぴあ総研
2022年08月15日
ぴあ総研では、2022年1月から6月に開催された音楽ポップス公演の会場収容人数を合計し、各アーティストの上半期「興行規模」を算出、「音楽ポップス興行規模ランキング」を公表しました。2022年上半期の1位はMr.Childrenの65.7万人、2位はKis-My-Ft2の52.8万人、3位はKing & Princeの50.6万人となりました。
※コンサートの公演会場の規模から割り出した「興行規模」は、実際の「動員数」と一致するものではありませんが、アーティストの動員力を測る指標となります。
2022年上半期トップのMr.Childrenは、デビュー30周年を記念した全国ツアー「Mr.Children 30th Anniversary Tour 半世紀へのエントランス」を、全国のドームとスタジアム6会場、及びツアーを先行して開催された限定ライブを含む計14公演を開催しました。2位は、2021年にCDデビュー10周年を迎えたKis-My-Ft2。全国アリーナ&ドームツアー「Kis-My-Ftに逢える de Show 2022」を、上半期では全国8会場で計26公演を開催しました。
そのほか、7位には、本来2020年に開催する予定で延期になっていたデビュー30周年ツアーを開催した福山雅治が、 10位にデビュー25周年ツアーを開催中のゆずがランクインするなど、周年記念大規模ツアーを開催したアーティストが上位を占めています。
また、2位のKis-My-Ft2を筆頭に、3位にKing & Prince(自身初の全国ドームツアーを4会場/計10公演開催)、4位にSixTONES(全国アリーナツアーを9会場/計37公演開催)など、上位10位内にはジャニーズ事務所所属のグループが5組ランクインしており、圧倒的な動員力をみせました。
コロナ禍で続く水際対策措置により激減していた海外アーティストによる来日公演も徐々に再開しており、2022年上半期は韓国人男性グループ・NCT 127や東方神起が上位20位にランクインしました。
感染対策と社会経済活動の両立を目指す形で、集客エンタメ産業においても「ウィズコロナ」が進み、ドーム、スタジアムやアリーナを巡る全国ツアーや、海外アーティストによる来日公演の復活がみられます。
■音楽ポップス興行規模ランキング 2022年上半期ランキング:2022年1月~6月
順位 | アーティスト名 | 興行規模 (万人) |
公演回数 (回) |
1 | Mr.Children | 65.7 | 14 |
2 | Kis-My-Ft2 | 52.8 | 26 |
3 | King & Prince | 50.6 | 10 |
4 | SixTONES | 41.7 | 37 |
5 | ジャニーズWEST | 40.3 | 38 |
6 | すとぷり | 36.6 | 10 |
7 | 福山雅治 | 32.9 | 25 |
8 | KAT-TUN | 31.2 | 26 |
9 | Official髭男dism | 29.1 | 23 |
10 | ゆず | 28.1 | 20 |
11 | back number | 27.5 | 21 |
12 | ラブライブ!サンシャイン!! Aqours | 27.5 | 6 |
13 | NCT 127 | 27.0 | 5 |
14 | あいみょん | 26.5 | 29 |
15 | EXILE | 25.9 | 18 |
16 | 東方神起 | 24.9 | 21 |
17 | GENERATIONS from EXILE TRIBE | 24.2 | 13 |
18 | 乃木坂46 | 20.3 | 8 |
19 | OMI | 18.6 | 17 |
20 | DREAMS COME TRUE | 18.2 | 16 |
※興行規模=公演回数×各開催会場の最大収容人数 *実際の動員数とは異なる