ライブ・エンタテインメント市場は10.4%増で過去最高を更新/ぴあ総研が2018年の調査結果(速報値)を公表

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2019年06月13日

ぴあ総研が、ライブ・エンタテインメント調査委員会からの委託を受けて実施しましたライブ・エンタテインメント市場規模の調査速報値を公表いたしました。

今回公表しました2018年のライブ・エンタテインメント市場規模(速報値)は、統計を開始した2000年以降で最高の5,685億円(前年比10.4%増)を記録しました。

■音楽市場について
2018年の音楽市場規模は、前年比8.9%増の3,776億円(速報値)と推計されます。デビュー30周年を迎えたB'z、デビュー20周年の嵐、引退を発表した安室奈美恵をはじめ国内アーティストのスタジアム・アリーナ公演の増加が音楽市場を牽引しました。

■ステージ市場について
2018年のステージ市場規模は、前年比13.3%増の1,909億円(速報値)と推計されます。2018年8月にオープンした劇団四季専用劇場「キャッツ・シアター」で上演されるミュージカル「キャッツ」、2017年3月に誕生した「IHIステージアラウンド東京」での劇団☆新感線「髑髏城の七人」花鳥風月と「メタルマクベス」といったロングラン公演がミュージカル市場の伸張につながりました。さらに、体験型恐竜ライブショー「恐竜どうぶつ園」「DINO SAFARI(ディノサファリ)」「世界一受けたい授業 THE LIVE」など新形態のイベントも市場を活性化させています。

*ライブ・エンタテインメント市場規模=音楽コンサートとステージでのパフォーマンスイベントのチケット推計販売額合計と定義。

liveenta190613.jpg                                    ※グラフはクリックで拡大表示できます。

なお、2018年の市場調査の詳細分析につきましては、『2019 ライブ・エンタテインメント白書』としてまとめて、9月末に発行予定です。

【本ライブ・エンタテインメント市場調査について】
ライブ・エンタテインメント市場を客観的に評価する市場規模や動員数等のデータがほとんどないという状況を受けて、ぴあ総研が2000年から推計をスタートしたものです。2011年からは、その主旨に賛同する業界団体・企業によって構成される「ライブ・エンタテインメント調査委員会」が同調査の実施を引き継ぎ、ぴあ総研が同委員会から委託を請けて行っております。日本で唯一のライブ・エンタテインメント市場全体を捉える統計調査として信頼をいただいています


【ライブ・エンタテインメント調査委員会の参画団体・企業】
一般社団法人 日本音楽事業者協会
一般社団法人 日本音楽制作者連盟
一般社団法人 コンサートプロモーターズ協会
一般社団法人 日本音楽出版社協会
一般社団法人 日本音楽著作権協会
公益社団法人 日本演劇興行協会
株式会社 電通
株式会社 博報堂
株式会社 博報堂DYメディアパートナーズ
ぴあ 株式会社
株式会社 ローソンエンタテイメント
株式会社 イープラス
コミュニティ・ネットワーク 株式会社