第7回大島渚賞、『ルノワール』の早川千絵監督 に決定! 3月22日(日)に記念上映会やトークイベントなどを開催

プレスリリース サステナビリティ

2026年02月06日

PFF(ぴあフィルムフェスティバル)が、2019年に創設した映画賞「大島渚賞」の第7回受賞者が、早川千絵(はやかわ・ちえ)監督に決定しました。

早川監督はNYで写真を学ばれた後、独学で映像制作を開始。一時は制作から離れますが、震災を機に再起を期し、映画学校の卒業制作として短編『ナイアガラ』を監督されました。養護施設で育った少女が過酷な家族の記憶と向き合う姿を描いた同作は、「PFFアワード2014」グランプリ受賞やカンヌ映画祭シネフォンダシオン部門(学生部門)入選を果たし、大きな注目を集めました。その後、2022年の初長編作『PLAN 75』でカンヌ映画祭カメラドール・スペシャルメンションを授与され、世界を舞台に活躍を続けています。

今回の対象作品となった『ルノワール』は、第78回カンヌ映画祭コンペティション部門に選出され、世界中から熱い視線を浴びた話題作。1980年代を舞台に、11歳の少女が大人の世界を覗く中で「生きることの機微」に触れていく姿を繊細に描き出しました。大島渚賞の審査員長である黒沢清監督は、本作に対し『死であれ悪事であれ大人の事情であれ、この少女はそれと相対してまったく動じることがない。それどころか時には自らそれを呼び込み、気まぐれに断罪し、時に救済もする。ほとんど悪魔かそうでなければ神だ』と評を寄せています。

受賞者決定に伴い、3月22日(日)に東京・丸ビルホールにて記念上映会を開催いたします。当日は、対象作品の『ルノワール』に加え、大島渚監督作品を上映するほか、上映後には早川千絵監督らゲストによるトークイベントも予定しております。記念上映会の詳細は2月中旬発表予定です。 昨年、ベルリン映画祭フォーラム部門に『Underground アンダーグラウンド』が出品された小田香監督(第1回受賞)や、ヴェネチア映画祭オリゾンティ部門で審査員特別賞を受賞した『LOST LAND/ロストランド』の藤元明緒監督(第3回受賞)など、これまでの受賞者も活躍している、大島渚賞。ぜひ新たな受賞者をご紹介頂けますよう、よろしくお願い申し上げます。


【第7回受賞者プロフィール】
早川千絵(はやかわ・ちえ)
NYで写真を専攻し、独学で映像作品を制作。短編『ナイアガラ』がPFFアワード2014でグランプリを受賞、カンヌ映画祭シネフォンダシオン部門(学生部門)に入選。その後、是枝裕和監督が総合監修のオムニバス映画『十年 Ten Years Japan』(2018年)の一遍に参加。2022年には、その短編を長編化した『PLAN 75』がカンヌ映画祭ある視点部門で上映され、カメラドール(新人監督)スペシャルメンションを授与される。
2025年の『ルノワール』で、2作品連続でカンヌに選出、長編2作目にして、コンペティション部門で上映されるという快挙を成し遂げた。

<第7回審査員>
審査員長:黒沢 清(映画監督)、審査員:荒木啓子(PFFディレクター)


 <対象作品>
『ルノワール』
2025年/カラー/122分
監督・脚本:早川千絵
出演:鈴木 唯、石田ひかり、中島 歩、河合優実、坂東龍汰/リリー・フランキー
企画・制作:ローデッド・フィルムズ 
制作協力プロダクション:キリシマ1945
製作幹事・配給:ハピネットファントム・スタジオ © 2025「RENOIR」製作委員会 / International Partners

見えないものを、見ようとする夏
1980年代のある夏。郊外に暮らす11歳のフキは自由気ままな夏休みを過ごしていた。 しかし、闘病中の父と仕事に追われる母の間に溝が生まれ、フキの日常も揺らぎ始める。 無垢ゆえの危うさと、予測不能な行動。その少女の姿から目が離せない。
【審査員長・黒沢清監督の『ルノワール』評】
『死であれ悪事であれ大人の事情であれ、この少女はそれと相対してまったく動じることがない。それどころか時には自らそれを呼び込み、気まぐれに断罪し、時に救済もする。ほとんど悪魔かそうでなければ神だ』

<第7回大島渚賞 記念上映会>
2026年3月22日(日)
会場:丸ビルホール (〒100-6307 東京都千代田区丸の内2丁目4-1 丸ビル 7F)
※上映プログラム、ゲストなどの詳細は、2月中旬に発表予定


 <大島渚賞とは?>
「大島渚賞」は、映画の未来を拓き、世界へ羽ばたこうとする、若くて新しい才能に対して贈られる賞です。かつて、大島渚監督が高い志を持って世界に挑戦していったように、それに続く次世代の監督を、期待と称賛を込めて顕彰します。

(歴代受賞者)
第1回:小田香監督『セノーテ』     第2回:該当者なし
第3回:藤元明緒監督『海辺の彼女たち』 第4回:山﨑樹一郎監督 『やまぶき』
第5回:工藤将亮監督 『遠いところ』  第6回:山中瑶子監督 『ナミビアの砂漠』

■第3回受賞・藤元明緒監督がヴェネチア国際映画祭で査員特別賞を受賞!
第3回受賞者、藤元明緒監督の『LOST LAND/ロストランド』が、第82回ヴェネチア映画祭のオリゾンティ・コンペティション部門でワールドプレミアされ、審査員特別賞を受賞!日本での公開は今年2026年4月を予定しています!


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