アジア初!ロイ・アンダーソン監督のコンプリート特集ほか、全ラインナップ発表!「第42回ぴあフィルムフェスティバル」

CSR活動

2020年08月18日

映画の新しい才能の発見と育成をテーマに1977年にスタートした「PFF(ぴあフィルムフェスティバル)」。第42回目となる本年は、9月12日(土)から26日(土)まで、新型コロナウィルス感染予防のための消毒や検温、換気を徹底し、定員数を約3分の1に制限、ソーシャル・ディスタンスを確保して実施の予定です。

先日、すでに一部の上映作品をお知らせしましたが、このたび全ラインナップを発表いたします。本年は、以下の6企画でお楽しみいただきます。


①世界三大映画祭を制した驚異の映像作家 ロイ・アンダーソン監督特集
アジア初の「ロイ・アンダーソン・コンプリート特集」を実現!
27歳での初の長編映画「スウェーディッシュ・ラブ・ストーリー」(70年)が国内外で称賛されるも、2作目「ギリアップ」(75年)以降CM制作に専念したアンダーソン監督。世界を震わせ、映画の夢を叶える勇気をくれるスウェーデンの作家ロイ・アンダーソンがたっぷり楽しめるこの特集。国立映画アーカイブの大スクリーンで、独自の美術やセットにも注目です。CM作品や監督メッセージも準備中!

② WOWOW連続ドラマWをスクリーンで
「たっぷりと時間をかけ、じっくりと物語を語る。」 その夢を実現させるWOWOWの連続ドラマW。近年の傑作から、PFFに縁の深い2監督の作品をスクリーンで上映します。間に休憩を挟みつつも、全話一気上映のあとにはトークも行うという、充実しすぎる映画祭ならではのプログラム。
犬童一心監督・小松菜奈主演の「夢を与える」、瀬々敬久監督・東出昌大主演の「悪党~加害者追跡調査~」の上映後、各作品の監督によるトークを予定しています。

③ブラック&ブラック~映画と音楽~
昨年からスタートしたこの企画は、ナビゲーターのピーター・バラカン氏が作品を選定。今年の上映作品は、幻の「ザイールʼ74」コンサートを甦らせた「ソウル・パワー」です。上映前のバラカン氏のトークも必聴。

◎ピーター・バラカン氏よりコメント
1974年、当時のザイールで行われたムハマッド・アリの復帰試合に合わせた形の音楽祭の模様を映像に収めたものの、35年も公開されないままになっていました。ようやく2010年に見られたその姿は当時の最先端のブラック・ミュージックを見事に記録していたことに改めて感激したものです。

④オープニング:石井裕也監督「生きちゃった」
今年の映画祭のオープニングは、石井裕也監督が自身でプロデュースも行ったオリジナル長編「生きちゃった」の世界最速上映!終映後に、石井裕也監督、出演の仲野太賀さん、若葉竜也さん他キャストによる時間たっぷりのトークを予定しています。

⑤第25回PFFスカラシップ作品 完成披露
第25回PFFスカラシップ作品「猫と塩、または砂糖」のお披露目上映!「PFFアワード」の受賞監督から毎年1名を選出し、 企画から公開までをトータルプロデュースする「PFFスカラシップ」。第25回作品の監督を務めたのは、自身の人生経験を活かし、リアルな家族関係をシニカル且つコミカルに描いた「食卓」で、PFFアワード2016グランプリを獲得し、バンクーバー国際映画祭にも招待された小松孝監督です。上映前に、小松孝監督、出演の田村健太郎さん、宮崎美子さん、吉田凜音さん、諏訪太朗さんによる舞台挨拶を予定しています。

⑥コンペティション部門 「PFFアワード2020」
480本の応募作品の中から入選した17作品をご紹介します。本入選作品は、映画祭で2回ずつ上映され、9月25日(金)に行われる表彰式にて、最終審査員らによりグランプリほか各賞が発表されます。※最終審査員は後日発表させていただきます。


映画祭チケットは、チケットぴあより好評発売中!
今年は前売券のみとなり(全席指定席制)、当日券の販売はございませんのでご注意ください。


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「第42回PFF」
日程:9月12日(土)~26日(土) *月曜休館
場所:東京国立近代美術館フィルムセンター(京橋)