ぴあの業績
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業績と見通し
直近の決算情報
【2024年度決算】
ライブ・イベント開催の活発な動きが加速し、大規模会場・大型興行の増加、動員数やチケット単価の上昇等により、コロナ禍前を大幅に上回る規模で好況に推移しています(当社シンクタンク・ぴあ総研発行「2024ライブ・エンタテインメント白書」に詳述)。
こうした経営環境下、中期経営計画(2023~2025年度)の2年目となる、当連結会計年度における当社グループの連結業績は、音楽・演劇・スポーツ・夏フェス等の大型興行の企画・主催、集客イベントのチケット販売、チケッティングビジネスを核としたソリューション事業やぴあカード会員事業の拡大、当社保有の「ぴあアリーナMM」の堅調な稼働率等を追い風に、取扱高ベースでの売上は2,700億円規模となり、連結会計年度での過去最高水準となりました。
一方、数年来にわたるシステム運用費やセキュリティ対応コスト・取引先への外払手数料の増大、資材費や物流費・人件費等の高騰に対応するべく、昨年10月より、2006年のチケットぴあサービス利用料の導入以来初めて、一部料金の改訂を実施しました。また、中期経営計画に掲げた「デジタルメディア・データマーケティング事業」、「ホスピタリティ事業(VIP向け高付加価値チケットの販売)」、「グローバル・イベント事業(万博等の国際的イベントのチケッティング業務受託や、エンタメコンテンツの輸出入事業)」等、新規事業への戦略的投資の成果も表出し始めています。
こうした新規事業投資、給与アップを含めた人的資本投資、その他経営コストの増加を吸収する形で、営業利益・経常利益・親会社株主に帰属する当期純利益は、いずれも前期実績を大幅に上回り、過去最高益を更新しました。
以上の結果、当社グループの当連結会計年度の業績は、連結売上高453億62百万円(対前年同期比114.6%)、営業利益26億36百万円(対前年同期比217.9%)、経常利益23億78百万円(対前年同期比257.8%)、親会社株主に帰属する当期純利益15億91百万円(対前年同期比142.3%)となり、中期経営計画の目標値である営業利益14億円を大幅に上回る達成となりました。
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※次回の決算発表予定:【2025年度第1四半期決算】2025年8月
主要な経営指標
売上高

取扱高

経常利益

当期利益

業績見通し
2025度(2026年3月期)の当社業績は、売上高470億円、営業利益34億円、経常利益32億円、当期純利益23億円を想定。当初目標を大きく上回る形で、中期経営計画も達成の見込みです。
2024年度は、期初想定を大幅に上回る業績を達成したものの、コロナ禍の影響による多額の累損の解消までには至らず、誠に遺憾ながら当期の配当については無配とさせて頂かざるをえない状況ですが、2025年度中の累損一掃と復配の実現を目指します。次期配当予想は、現時点では1株当たり10円といたします。
利益配分については、2017年度より、「配当政策」「自己株式の取得」「株主優待」の総還元性向40%を目安とし、連結での配当性向は、同じく30%を目安に設定しています。