ぴあの業績
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業績と見通し
直近の決算情報
【2024年度 第1四半期決算】
当社が事業基盤とする国内レジャー・集客エンタテインメント市場は、ライブ・イベント開催の活発な動きが継続しており、当社シンクタンクであるぴあ総研の調査でも、コロナ禍前を大きく上回る規模に復調しています。当面はこの傾向が続くものと想定する一方、システム運用費やセキュリティ対応コスト、資材費や物流費、人件費、外払い手数料等の上昇の影響は大きく、その早急な対応に迫られております。
こうした経営環境下、中期経営計画(2023~2025年度)の2年目となる当第1四半期連結累計期間における当社グループの連結業績は、人気アーティストの全国ツアー、大規模フェス、演劇、スポーツ等のチケット販売が好調に推移した結果、取扱高ベースでの売上は700億円を超える規模となり、四半期単位では過去最高の水準となりました。
新規事業投資や給与アップを含めた人的資本投資等の増加により、前年同四半期比較で利益が減少しておりますが、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益と併せて、いずれも期初想定通りに順調に推移しております。
以上の結果、当社グループの当第1四半期連結累計期間は、売上高102億70百万円(対前年同期比104.0%)、営業利益6億65百万円(対前年同期比73.2%)、経常利益6億49百万円(対前年同期比70.5%)、親会社株主に帰属する四半期純利益6億6百万円(対前年同期比67.7%)となりました。
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※次回の決算発表予定:【2024年度第2四半期決算】2024年11月
主要な経営指標
売上高
取扱高
経常利益
当期利益
業績見通し
2024年度(2025年3月期)の当社業績は、売上高400億円、営業利益14億円、経常利益13億円、親会社株主に帰属する当期純利益は、業績回復に伴う法人税の発生増により8億円を想定しております。利益配分については、将来の事業拡大と財務体質強化のための内部留保を確保しつつも、安定した配当を継続していくことを基本方針に、2017年度より、「配当政策」「自己株式の取得」「株主優待」の総還元性向40%を目安とし、連結での配当性向は、同じく30%程度を目安に設定しました。2023年度は期初想定通りの業績を達成したものの、コロナ禍の影響による多額の累損の解消までには至らず、誠に遺憾ながら当期の配当につきましては無配とさせていただかざるをえない状況です。次期の配当予想については、内部留保を積み上げ、配当可能な諸条件が整った段階で、改めて公表させていただく予定です。そして、中期経営計画の達成とともに、チケッティングビジネスに依存した事業基盤の抜本的改革を実現し、新たな事業群の創出と育成によって、持続的成長が可能な事業構造への変身に尽力し、累損の解消と中期計画中の復配の実現を目指します。