PFFが第32回川喜多賞を受賞、贈賞式が行われました

CSR活動

2014年07月28日


謝辞を述べる矢内廣/PFFエグゼクティブ・プロデューサー(左)と、荒木啓子/PFFディレクター

当社が35年にわたり運営する「PFFぴあフィルムフェスティバル」(http://pff.jp/)が、公益財団法人川喜多記念映画文化財団より、第32回(2014年度)川喜多賞を受賞し、去る7月25日(木)、東京會館においてその贈賞式が行われました。
川喜多賞は、長年の努力により日本映画の芸術文化の発展に功績を残した個人・団体に対して贈られるもので、当日は弊社代表取締役社長、PFFエクゼクティブ・プロデューサーである矢内廣に賞状、ならびに副賞が授与されました。 改めまして、これまで様々なご支援を頂いてまいりました多くの皆様に、厚く御礼申し上げます。
贈賞式には数多くの映画関係者が出席され、来賓代表である篠田正浩監督、ならびに大森一樹監督より、温かいご祝辞を頂戴しました。今回の、栄えある川喜多賞の受賞に恥じぬよう、微力ながら日本映画界の発展に、より一層貢献してまいりたいと思っております。

□ 受賞理由(第32回川喜多賞贈賞通知より)
「1977年に自主映画の公募コンペティションを立ち上げて以来、PFFアワードを贈賞する「PFF(ぴあフィルムフェスティバル)」は、今年で36回を迎えます。この間、受賞者に対するPFFスカラシップを創設、独自に映画作家の育成に努め、海外映画祭と連携しながら、百人を超える人材を世界の映画界に送り出しました。かつて大手映画会社に依存していた映画のための人材育成に代わって、作家の主体性を尊重する自由なシステムの構築を成し遂げた工夫と努力、その素晴らしい成果は高く評価されるものです」
公益財団法人川喜多記念映画文化財団 公式ホームページ:
http://www.kawakita-film.or.jp/kawakita_award_3_32.html

【贈賞式の模様】

川喜多財団の岡田正代理事長による
表彰状の授与

川喜多賞本賞として、
岸野寛作の宝塔が授与されました

篠田正浩監督と大森一樹監督から
お祝いのメッセージも

【贈賞式での、エグゼクティブ・プロデューサー 矢内廣からのお礼のご挨拶】

この度の栄誉ある川喜多賞受賞は、身に余る光栄であります。これもひとえに、35年の長きにわたり、PFFの主旨にご賛同頂き、支えて下さった多くの映画を愛する皆様方、業界の皆様方、そして協賛して下さった皆様方の、温かいご理解とご支援の賜物と存じます。この場をお借りして、厚く御礼を申し上げます。

近年は、PFFパートナーズである株式会社ホリプロ様、日活株式会社様、加えて公益財団法人ユニジャパン様にも、主催にご参画頂いてまいりました。また、一般社団法人映画演劇文化協会様、セガサミーグループ様にも、多大なるご支援を頂いてまいりました。心より深く感謝申し上げます。

映画の新しい才能の発見と育成を掲げて活動してきた私たちにとって、今回の受賞はとてつもなく大きな勲章であります。今回の受賞を励みに、甚だ微力ではありますが、今後も努力を重ねてまいる所存ですので、皆様方には、変わらぬご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

最後に身内の話で恐縮ですが、PFFディレクターの荒木啓子を紹介させて下さい。彼女の情熱と努力がなければ、PFFは今日まで続けてこられませんでした。本当にありがとう。

実はもう一人、一緒に紹介したかった男がいます。シニアプロデューサーの林和男です。彼は残念ながら海外に行っており、今日は出席が叶いませんでした。林和男は私と一緒にぴあを立ち上げ、PFFを立ち上げた私の盟友であります。彼も今頃、海の向こうで今日の受賞を万感の思いで受け止め、喜んでいることと思います。

皆様、本日は本当にありがとうございました。

■ 川喜多賞とは
川喜多賞は、故川喜多長政・かしこ夫妻、川喜多和子さんの親娘二代が半世紀以上に渡る長い間、映画を通じて国際間の友好を深め、理解を増すことに努めた業績を記念し創設されました。日本映画の芸術文化の発展に甚大なる功績を残した個人又は団体、映画を通じての国際交流に顕著な功績を残した個人又は団体に、公益財団法人川喜多記念映画文化財団より贈賞されるもので、これまで黒澤明監督、市川崑監督、新藤兼人監督、大島渚監督、今村昌平監督、淀川長治氏、三船敏郎氏、仲代達矢氏など、錚々たる映画人の方々が受賞されています。

■ PFF(ぴあフィルムフェスティバル)とは
1977年に「自主製作映画展」として発足したPFF(ぴあフィルムフェスティバル)は、一般公募された自主製作映画を選定、上映するコンペティション部門「PFFアワード」をメインとした映画祭で、「映画の新しい才能の発見と育成」を目的に、今日まで数多くの映画監督を発掘し、紹介し続けています。プロ監督への登竜門として広く認知され、これまでの応募作品数は19,700本、総入選数は570本を超えました。
また、1984年からは、PFF自らが映画製作を援助するための制度「PFFスカラシップ」をスタート。その年のPFFアワードでグランプリ等の賞を受賞した監督の中から次回作の企画を募り、専任のプロデューサーとPFFパートナーズ各社によって選定された1名がスカラシップ権を獲得、劇場公開用の映画制作の援助を受けられる制度です。現在までに22本の作品がこの制度によって制作され、PFFでのワールドプレミア上映の後、世界各国の映画祭に出品されています。
「PFFアワード」で紹介された多くの監督が、現在もプロの映画監督として第一線で活躍しており、2007年(第29回)のPFFアワードでグランプリ(作品名『剥き出しニッポン』)を獲得した、石井裕也監督の最新作『舟を編む』は、今年3月に行われた第37回日本アカデミー賞において、最優秀監督賞など計6部門を制覇しました。また、1997年(第20回)のPFFアワードで準グランプリ(作品名『鬼畜大宴会』)を受賞した熊切和嘉監督の『私の男』は、今年6月、第36回モスクワ国際映画祭にて、最優秀作品賞・最優秀男優賞のダブル受賞を果たしました。
こうした若手監督をはじめ、森田芳光監督、矢口史靖監督、李相日監督、園子温監督、黒沢清監督、橋口亮輔監督など、日本映画界を代表する監督たちを100名以上輩出し、今や、日本のみならず海外映画祭でも高い評価を得ています。才能あふれる新人監督たちの未来を切り開き、日本映画界の活性化に寄与する活動として、これからも継続していきます。
PFF(ぴあフィルムフェスティバル) 公式ホームページ: http://pff.jp/